交代制とは?二交代制のメリット

別途手当の支給で給料が多くなりやすい

物流系を始めとした24時間稼働している工場で多い、二交代制勤務のメリットの一つが給料の高さです。二交代制勤務は昼間の時間帯だけ働く一勤務制に比べて貰える給料が高くなりやすいと言われています。これは、日本では午後10時から午前5時の時間帯に仕事をさせる従業員に対して別途手当を支給することが労働基準法で義務付けられているからです。会社によって金額は異なりますが、支給される手当の額は、基本給に対して2割から3割程度が相場とされています。基本給が高ければ同じ仕事内容、勤務時間でも夜の時間帯の手当てが上乗せされることでトータルの金額に数万円近い差が出ることも珍しくありません。高収入を得たい人にとって深夜手当の支給は大きな魅力と言えます。

体調管理のために休日を多めに貰える

給料の高さと並ぶ、二交代制勤務ならではの魅力が休みの多さです。二交代制は日勤と夜勤を交互に行う形になるので、必然的に生活リズムが乱れやすくなります。仕事に慣れないうちは夜勤明けで帰宅をして明るい時間帯に睡眠が取れず、体調不良になってしまうケースも珍しくありません。従業員の肉体的負担を軽減するために、二交代制のシフトは通常の5勤2休ではなく4勤2休が基本です。1勤務少なくなることで休日の間隔が狭まって体調の管理をしやすくなるというメリットがあります。ただし、給料形態によっては貰える金額が変わることもあるので注意が必要です。月給制であれば支給される額に影響はありませんが、時給契約の場合は給料が少なくなることもあります。