二交代制のデメリットとは?

生活リズムが乱れがちになる

稼働時間が長い工場で残業をしなくてもいいように、複数の従業員で1日の勤務時間を2つに分けて交代で勤務する勤務形態のことを「二交代制」と言います。工場を連続稼働させるための形態で、午前7時から午後7時までの昼勤、午後9時から翌朝午前7時までの夜勤、といった時間分けがされていることが多いです。二交代制にはメリットもありますが、デメリットも大きいです。特に指摘されているのが夜勤の負担が大きいということ。人間の体は朝起きて夜寝るというサイクルに設計されているため、それに逆らう夜勤勤務は体への負担がどうしても大きくなります。また、昼勤と夜勤が周期的に変動していくので、生活リズムが崩れやすく、不眠症になったりすることも珍しくありません。

ストレスが溜まりがちな点に注意

二交代制は4日働いて1日休み、というサイクルが一般的です。このサイクルは基本土日・祝日関係なくシフトが組まれます。そのため、土日祝日が休みの人とどうしても予定が合わせにくくなってしまいます。特に子どものいる家庭では、家族で出かけたり行事に参加したりといったことが難しくなってしまうことが多いのです。周囲の人と予定が合わないという状態が続くとどうしてもストレスが溜まりがちになるので、意識的にストレスを解消していく必要があります。休みの日は積極的にでかけたり、家族と過ごすなどして精神的な余裕を取り戻すよう心がけましょう。生活リズムが乱れ睡眠習慣が崩れることも少なからず精神面に影響するため、体調管理にも気を配る必要があります。